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伊豆味を歩く

伊豆味やその周辺には歴史や文化を感じさせるスポットがいくつかあります。沖縄を代表する琉球藍のやさしい色合い、13世紀の沖縄にタイムトリップするグスク、そして、時間がそのまま止まっているような県内最大のフクの並木。いずれもため息が出てきそうです。


伝統的な沖縄の色。伊豆味のメインスポット藍染め工房『藍風』

藍染め工房『藍風』 本部方向から県道84号線を走り、伊豆味交差点を左折。UCC工場の手前を左折すると、そこが藍染め工房『藍風』。発色があざやかな紫紺に出会うことができます。


沖縄を代表する染物が琉球藍。この染料は蓼科の藍とは異なる山藍と呼ばれるキツネノマゴ科に属した植物。藍葉を水に浸し泥状に沈殿させてつくられます。このような製法は、インドが起源だといわれています。


かつては沖縄北部を中心として数多く生産されていましたが、現在これを継承する技術者は伊野波盛政氏ただ1人になりました。伊野波氏は、国が選定する保存技術者として文部科学省より認定を受けています。


工房には食事もできるお店があります。藍染めの伝統的な色合いが帽子や洋服にも生かされ、現代的なファッションも楽しめます。藍染めのアクセサリーも豊富です。

Information

「風の丘」

藍染め工房『藍風』
本部町野原659-1
0980-47-5330
11時〜19時
月曜定休
・ 「いなむるち膳」(800円)




13世紀へのロマン。今帰仁城跡(なきじんグスクあと)にも足を伸ばしてみましょう

 

これを最初に発見した人は、どんなに驚いたことでしょう。沖縄では城のことをグスクと呼びます。沖縄では本島・離島を合わせると300ものグスクがあるといわれています。とくに今帰仁城跡(なきじんグスクあと)は、保存状態もきわめて良好。壮大なスケールを楽しむことができます。


今帰仁城跡かつての琉球(沖縄)は、尚芭志(しょうはし)王によって国内が統一される以前の時代を三山(さんざん)時代と呼びます(1400年前後)。三山時代は、南山(なんざん)、中山(ちゅうざん)、北山(ほくざん)の三山がたがいに覇を競っていました。北山の拠点となったのが、ここ今帰仁城。王の居城となっていました。尚氏が統一してからは、琉球王府から派遣された役人の居城。沖縄の城は日本の天守閣のあるお城とは異なり、中世のヨーロッパの城に似ています。城郭を張り巡らせた様子は万里の長城にも通じるものがあります。


標高100mの高台に外周1500mにわたって高さ6〜10mの石垣が自然の地形に反って巡らされています。この広さは那覇にある首里城に匹敵する規模。築城された年代ははっきりしていませんが、発掘調査によって13世紀末から築城が始まったと推定されています。


発掘調査では数多くの出土品が見つかりました。とくに陶磁器類は、中国、日本、韓国、ベトナム、タイなどのものが中心。広く海外貿易が行われ、北山の豊かな経済力を象徴しています。


仕えていた女官たちの生活の場所でもあった御内原(ウーチバル)からは、東シナ海が一望できます。天気のよい日には、伊是名島(いぜなじま)から与論島(よろんとう)まで見渡すことができます。彼女たちのにぎやかな笑い声が数百年の時を越えて、聴こえてきそうです。

(2000年12月 世界遺産登録 「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」)



本部町で忘れてはならないのが、備瀬集落のフク木並木.。時間が停止しているようです

ふくぎ並木
弓状に約1000m。フク木は、びっしりと葉が密集し真っ直ぐに伸びる性質があります。これを利用して、海風や台風から集落を守る防風・防砂・防潮林として植林されました。また、樹皮は黄色の美しい染料になることでも知られています。県内で最大規模を誇るフク木並木。足を踏み入れるとシンと静まり、時間が停止しているように感じてしまいます。



 

 

 

 



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