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沖縄に住んで思うこと

特集 健康食品がいっぱい
沖縄長寿と健康の島 その秘密は何?

沖縄の野菜や果物は、野生にとても近い?

ゴーヤ(ニガウリ)、ターンム(田芋、水芋)、ンジャナ(ニガナ)、ナーベラ(ヘチマ)、島ニンジン、グンボー(ゴボウ)など、沖縄の野菜には野性的な味が残されています。ゴーヤの苦味がその代表です。また、普通はハーブやスパイスにするものを、沖縄では野菜として独立して料理するものも少なくありません。フーチバー(ヨモギ)、イーチョーバー(ウイキョウ)、クワンソウ(カンソウ)などは、本土ではハーブにするくらい。しかし、沖縄では天ぷらやおひたしなど立派に野菜の料理として成立しています。

沖縄の野菜は、野草から発展途上にある。というより、野草に近い香りを色濃く残しています。果物のカンタン(沖縄のみかん)はもちろん、シークヮーサーなどは野生そのもの。栄養価を含め人間の体にとてもよいといわれるのは、自然により近い野菜だからなのかもしれません。



栄養の片寄らないチャンプルー


チャンプルーとは、豆腐の入った炒め物。代表的なゴーヤチャンプルーは、ゴーヤのワタを取り除きスライスいたものを、島豆腐と溶き玉子などで炒めたもの。ゴーヤの代わりにもやしを使ったものを「マーミナー(もやし)チャンプルー」、そーめんを使ったものを「ソーミン(そーめん)チャンプルー」、豆腐のかわりに沖縄の独特の麩を使った「麩チャンプルー」といい、人々の口を楽しませています。

 チャンプルーは使われる食材の種類も多く、栄養的にもとてもバランスがとてれいます。沖縄の文化もまたチャンプルーといわれます。中国、韓国、東南アジア、日本など、さまざまな文化がチャンプルー(融合)して、独自の文化を生んでいるのです。




「泣き声以外はみんな食べる」〜豚の恩恵

豚が中国から持ち込まれたのは、15世紀のはじめころといわれています。日本で肉がごく普通に食卓にのぼるようになったのはせいぜいここ50年くらいでしょうか。明治の中頃までは、肉を食べる習慣がほどんどありませんでした。殺生を認めない仏教思想の影響の違いにもよりますが、沖縄は実にオープンです。

 豚には良質のたんぱく質やビタミンB1などが多く含まれています。公設市場に行くと1頭の豚のあらゆる部分が売られています。顔の部分の皮をはがした「面皮(チラガー)」、豚足(ティビチ)、ひざから下の足(チグマ)、皮付きの三枚肉(ラフティやベーコンの材料)、そして胃や腸の臓物まで。捨てるところなくすべてお店に並んでいます。臓物は徹底的に洗って「ナカミ」という汁物にします。とにかく、捨てる部分がまるでない。まさに、泣き声以外は全部いただいてしまうのです。豚クンの恩恵に感謝!です。  
とろけるように柔らかな三枚肉
とろけるように柔らかな三枚肉
豚の体の「中身」から? カツオのダシが効いている
豚の体の「中身」から? カツオのダシが効いている




余分な脂を取り除く調理の工夫と昆布のパワー。昆布消費量全国1

豚肉には、生活習慣病の引き金になる動物性コレステロールも含まれています。しかし、沖縄の調理法は、この難問を見事にクリアしています。ラフティにしてもナカミにしても徹底して茹でたり、洗ったりしながら余分な脂分を取り除くように工夫しています。

    また、沖縄の人たちは昆布をよく食べます。昆布にはアルギ酸というあのネバネバを作る物質が含まれています。アルギ酸は、コレステロールの吸収を抑えてくれます。また食物繊維のおかげで腸内の有害物質も排除してくれます。昆布の消費量は沖縄が全国でトップ。脳卒中などが少ない原因も、昆布の力があるのかもしれません。  
ティビチ汁 豚足を使った代表的な料理。臭みはなくプルンとした舌触り。この料理にも昆布は欠かせない
ティビチ汁 豚足を使った代表的な料理。
臭みはなくプルンとした舌触り。この料理にも昆布は欠かせない
コンブのイリチ.。「クーブ(昆布)イリチー」。昆布を炒めたあと、カツオだしで軽く煮詰める
コンブのイリチ.。「クーブ(昆布)イリチー」。
昆布を炒めたあと、カツオだしで軽く煮詰める




余分な脂を取り除く調理の工夫と昆布のパワー。昆布消費量全国1

健康食材の代表選手はなんといっても豆腐。ゴーヤチャンプルーに代表される沖縄の料理に豆腐は欠かせません。島どうふは、にがりの代わりに沖縄の海水を入れて仕上げます。沖縄における豆腐の消費量は本土の2倍に相当するといわれています。本土の豆腐は1丁約300グラムですが、沖縄では900グラム。やはり家庭で使う量が違うのでしょう。ずしりと重く、味もしっかりとしています。島どうふは、沖縄の人々の健康を毎日支えているのです。 

      
ジマミードウフ(ごまどうふ)
ジマミードウフ(ごまどうふ)
島どうふのオカラ
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